2020年10月17日
特許等の出願費用を援助する制度のお知らせ【コロナ支援】【日本弁理士会】
日本弁理士会は、特許、実用新案、意匠の出願費用の一部を援助する制度を開始しました。
新型コロナウイルスの感染拡大により収入・売上が減少した方の支援をするためです。
本記事では、そのポイントと、当ブログからの補足をお伝えします。
■特許等の出願費用の一部を援助する制度のポイント
(1)対象者
新型コロナウイルスの感染拡大により収入・売上が減少した方です。新型コロナウイルス感染症に起因して、国、自治体又は公的機関より売上・収入減少による支援を受けていることを証明する書面の提出が必要です。
(2)対象となる発明
発明が少なくとも審査時において「有用性のある発明等であって、新規事業の創出等、何らかの形で社会に貢献する可能性が高く、かつ特許等になる蓋然性がある」こと。なお、外国出願は、援助対象となりません。
(3)援助はいつまで?
本制度は、公的な援助制度ではなく、日本弁理士会会員である弁理士が拠出する会費による予算の範囲内で実行される援助制度です。本年度の予算が無くなり次第、終了します。
(4)援助の内容
特許出願等の手続に要する費用(弁理士報酬及び特許印紙などの諸経費を含む。以下「手続費用」という。)の一部を日本弁理士会が負担します。※援助金の上限額は最大15万円となります。援助をすべきか否かの審査は日本弁理士会がします。
具体的な事業内容は、以下のページをご覧ください。
https://www.jpaa.or.jp/activity/support/assistance-corona
( ↑ 興味ある画像をクリックしてみてください。アフィリエイトリンクではありません。)
■当ブログからの補足
✔こうした支援や補助金に対する一つの考え方ですが、利用できない方も多いと思います。利用できない、あるいは利用ができなかったからといって、嘆いてもはじまりません。利用できなくてモトで、利用できたらラッキーくらいにお考えになるのがよろしいと思います。
✔「(2)対象となる発明」については、特許調査を行うことが有効です。このことは、こうした支援を受ける場合に限りません。特許調査の重要性については、当ブログの特許調査に関する記事もご参照ください。
✔本記事は、本制度に関する複数の情報を独自に集約したものです。
利用をご検討の方は、必ず上記ページ(一次情報)をご覧ください。
<お知らせ>
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