2017年10月02日
特許出願前の特許調査は楽しい仕事!
本記事では、特許を出す際に最も重要な特許調査の極意をお伝えします。
以前、特許調査のセミナーを行ったときのことです。受講生の方から、特許調査は大変なのではないか?と質問を受けました。
例えば、ある検索式で抽出された特許公報1000件を精査(スクリーニング)してくださいとか言われたら、だれでも骨が折れることでしょう。
わたしは特許調査の仕事を「楽しんで」やっています。これは単に、特許審査官時代の経験・慣れがあるからだけではありません。
わたしの特許調査のやり方は、通常のやり方とは少し異なるのかも知れません。特に、特許出願前にどのような先行特許があるのかを調べる調査(先行特許調査・先行技術調査)は、特許の出願書類を作成する弁理士としての特許調査でもあり、以下のようなものです。パズルのように特許調査を楽しんでできるのです。
特許調査の細かいノウハウ的なものはさておき、私の特許調査の大枠は以下のような感じです。
ちなみに、特許出願前に行う先行特許調査(先行技術調査)は、特許出願を希望されるお客様の発明を「調査対象発明」とし、この調査対象発明に「最も近い発明(特許公報)」を見つけることを主な目的とする特許調査です。
①「最も近い発明」がありそうなところを中心に、調査を進めます。
②調査対象発明に比較的近い発明が見つかります。それとの比較で、どういう特許出願をすれば(どういう特許請求の範囲を作成すれば)特許が取れるかを考えます。
③今度は調査の方向性を少し変えます。②で作成された特許請求の範囲を調査対象発明と同等に扱って、調査を進めます。つまり、調査の結果と、特許請求の範囲の作成とを、交互にフィードバックしながら行います。
この③は、まさにパズルのようです。頭の中でパズルを楽しむのです。必要に応じてお客さまに途中経過を報告します。
④これを繰り返していくと、調査結果として最も適切なものに集約されていきます。一般に調査をどの時点で終了するか見極めるのは難しいものです。私の場合、たしかに、審査官時代の経験も生かせますが、むしろ弁理士の知見を生かしつつ、調査の終了を見極め、結論にたどり着きます。
以上のような特許調査の結果、どのような先行特許が存在して、どのような内容なら特許が取りやすいかを判断することができます。
仮に、現在の調査対象発明では、まったく特許になる見込みがない場合であっても、どのような改良を行えば特許になりやすいかをアドバイスすることができます。
さらに、特許調査後に、特許の出願書類を作成するときにも、先行特許との違いを生かせるような形で、特許の出願書類を作成することができます。もちろん、特許の出願書類の作成は、特許調査と同程度に楽しいものです!
上記でパズルのように楽しいと書きましたが、本当に楽しいと感じるのは、この仕事でお客様の役に立っているという実感があるからです。今後も楽しみながらビジネスを進めていきたいと思います。
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特許を出願する前に行う特許調査をここまでやっています
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以前、特許調査のセミナーを行ったときのことです。受講生の方から、特許調査は大変なのではないか?と質問を受けました。
例えば、ある検索式で抽出された特許公報1000件を精査(スクリーニング)してくださいとか言われたら、だれでも骨が折れることでしょう。
わたしは特許調査の仕事を「楽しんで」やっています。これは単に、特許審査官時代の経験・慣れがあるからだけではありません。
わたしの特許調査のやり方は、通常のやり方とは少し異なるのかも知れません。特に、特許出願前にどのような先行特許があるのかを調べる調査(先行特許調査・先行技術調査)は、特許の出願書類を作成する弁理士としての特許調査でもあり、以下のようなものです。パズルのように特許調査を楽しんでできるのです。
●特許調査と、特許請求の範囲の作成を、繰り返す。
特許調査の細かいノウハウ的なものはさておき、私の特許調査の大枠は以下のような感じです。
ちなみに、特許出願前に行う先行特許調査(先行技術調査)は、特許出願を希望されるお客様の発明を「調査対象発明」とし、この調査対象発明に「最も近い発明(特許公報)」を見つけることを主な目的とする特許調査です。
①「最も近い発明」がありそうなところを中心に、調査を進めます。
②調査対象発明に比較的近い発明が見つかります。それとの比較で、どういう特許出願をすれば(どういう特許請求の範囲を作成すれば)特許が取れるかを考えます。
③今度は調査の方向性を少し変えます。②で作成された特許請求の範囲を調査対象発明と同等に扱って、調査を進めます。つまり、調査の結果と、特許請求の範囲の作成とを、交互にフィードバックしながら行います。
この③は、まさにパズルのようです。頭の中でパズルを楽しむのです。必要に応じてお客さまに途中経過を報告します。
④これを繰り返していくと、調査結果として最も適切なものに集約されていきます。一般に調査をどの時点で終了するか見極めるのは難しいものです。私の場合、たしかに、審査官時代の経験も生かせますが、むしろ弁理士の知見を生かしつつ、調査の終了を見極め、結論にたどり着きます。
●特許調査の効果
以上のような特許調査の結果、どのような先行特許が存在して、どのような内容なら特許が取りやすいかを判断することができます。
仮に、現在の調査対象発明では、まったく特許になる見込みがない場合であっても、どのような改良を行えば特許になりやすいかをアドバイスすることができます。
さらに、特許調査後に、特許の出願書類を作成するときにも、先行特許との違いを生かせるような形で、特許の出願書類を作成することができます。もちろん、特許の出願書類の作成は、特許調査と同程度に楽しいものです!
●仕事の本当の楽しさとは?
上記でパズルのように楽しいと書きましたが、本当に楽しいと感じるのは、この仕事でお客様の役に立っているという実感があるからです。今後も楽しみながらビジネスを進めていきたいと思います。
<関連記事>
特許を出願する前に行う特許調査をここまでやっています
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